Project Rules
.cursor/rules
に保存され、バージョン管理され、コードベース単位で適用される。User Rules
Cursor 環境全体で有効。設定で定義され、常に適用される。
AGENTS.md
Agent 向けのマークダウン形式の指示。
.cursor/rules
のシンプルな代替。.cursorrules (Legacy)
まだサポートされてるけど非推奨。代わりに Project Rules を使ってね。
ルールの仕組み

ルールは Chat と Inline Edit に適用される。アクティブなルールは Agent サイドバーに表示される。
プロジェクトルール
.cursor/rules
に置くよ。各ルールは個別ファイルで、バージョン管理される。パスパターンでスコープしたり、手動で呼び出したり、関連性に応じて自動で取り込んだりできる。サブディレクトリにも、そのフォルダにスコープされた独自の .cursor/rules
を用意できる。
プロジェクトルールの用途:
- コードベースに関するドメイン知識を明文化する
- プロジェクト特有のワークフローやテンプレートを自動化する
- スタイルやアーキテクチャの判断を標準化する
ルール構造
.mdc
) で記述され、メタデータと本文を持てる。description
、globs
、alwaysApply
のプロパティは、タイプのドロップダウンからの選択で適用方法を制御できる。
Rule Type | Description |
---|---|
Always | つねにモデルのコンテキストへ含める |
Auto Attached | グロブに一致するファイルが参照されたときに含める |
Agent Requested | AI が必要に応じて取り込む。description が必須 |
Manual | @ruleName を明示したときだけ含める |
ネストされたルール
.cursor/rules
ディレクトリを配置して整理しよう。ネストされたルールは、そのディレクトリ配下のファイルが参照されたときに自動でアタッチされる。
ルールの作成
New Cursor Rule
コマンドを使うか、Cursor Settings > Rules
から作成できる。これで .cursor/rules
に新しいルールファイルができる。設定画面では、すべてのルールとそのステータスを確認できるよ。

ルールの生成
/Generate Cursor Rules
コマンドを使って、ルールを直接生成できる。エージェントの挙動について決めた方針を、使い回したいときに便利だよ。
ベストプラクティス
- ルールは500行未満に収める
- 大きなルールは複数の組み合わせ可能なルールに分割する
- 具体的な例や参照ファイルを用意する
- あいまいな指示は避けよう。社内ドキュメントのように明確に書く
- チャットで同じプロンプトを繰り返すときはルールを再利用する
例
フロントエンドコンポーネントと API バリデーションの基準
フロントエンドコンポーネントと API バリデーションの基準
このルールはフロントエンドコンポーネントの基準を定めてるよ:components ディレクトリで作業するとき:
- スタイリングは必ず Tailwind を使う
- アニメーションは Framer Motion を使う
- コンポーネントの命名規則に従う
- バリデーションは全部 zod を使う
- 返り値の型は zod スキーマで定義する
- スキーマから生成された型をエクスポートする
Express サービスと React コンポーネントのテンプレート
Express サービスと React コンポーネントのテンプレート
このルールは Express サービス用のテンプレートを用意してるよ:Express サービスを作成するときはこのテンプレートを使ってね:
- RESTful の原則に従う
- エラーハンドリング用ミドルウェアを入れる
- 適切なロギングを設定する
- 先頭に Props のインターフェース
- コンポーネントは名前付きエクスポート
- 末尾にスタイル
開発ワークフローの自動化とドキュメント生成
開発ワークフローの自動化とドキュメント生成
このルールはアプリの分析を自動化するよ:アプリの分析を頼まれたとき:
npm run dev
で dev サーバーを起動する- コンソールのログを取得する
- パフォーマンス改善案を提案する
- コードコメントを抽出する
- README.md を分析する
- Markdown ドキュメントを生成する
Cursor に新しい設定を追加する
Cursor に新しい設定を追加する
まず アプリで使うには、reactiveStorageService をインポートしてこのプロパティを使う:
@reactiveStorageTypes.ts
に切り替え用のプロパティを作成する。次に @reactiveStorageService.tsx
の INIT_APPLICATION_USER_PERSISTENT_STORAGE
にデフォルト値を追加する。ベータ機能なら @settingsBetaTab.tsx
にトグルを追加し、それ以外は @settingsGeneralTab.tsx
に追加してね。トグルは一般的なチェックボックスとして <SettingsSubSection>
で追加できる。詳しい例はファイル内のほかの箇所を参考にしてね。AGENTS.md
AGENTS.md
はエージェントの指示を定義するためのシンプルな Markdown ファイルだよ。シンプルなユースケースなら、プロジェクトのルートに置いて .cursor/rules
の代わりとして使える。
Project Rules と違って、AGENTS.md
はメタデータや複雑な設定のないプレーンな Markdown ファイル。構造化されたルールのオーバーヘッドなしで、シンプルで読みやすい指示が欲しいプロジェクトにぴったり。
現在の制限
- ルートレベルのみ:
AGENTS.md
はプロジェクトのルートに配置する必要がある(v1.5) - スコープなし: 指示はプロジェクト全体にグローバルに適用される
- 単一ファイル:
.cursor/rules
と違い、指示を複数ファイルに分割できない
サブディレクトリでのネストされた
AGENTS.md
のサポートは v1.6 で予定してるよ。User Rules
.cursorrules
(レガシー)
.cursorrules
ファイルは引き続きサポートされるけど、今後は非推奨になる予定。より細かな制御、柔軟性、可視性のために、Project Rules への移行をおすすめするよ。
FAQ
なんでルールが適用されないの?
なんでルールが適用されないの?
ルールのタイプを確認して。
Agent Requested
の場合は、description が定義されているか見てね。Auto Attached
の場合は、ファイルパターンが参照しているファイルにマッチしているか確かめよう。ルールは他のルールやファイルを参照できる?
ルールは他のルールやファイルを参照できる?
できるよ。
@filename.ts
を使って、ルールのコンテキストにファイルを含めてね。チャットからルールを作成できる?
チャットからルールを作成できる?
できるよ。
/Generate Cursor Rules
コマンドを使えば、チャットからプロジェクトルールを生成できる。Memories が有効なら、メモリは自動で生成されるよ。ルールは Cursor Tab や他の AI 機能に影響する?
ルールは Cursor Tab や他の AI 機能に影響する?
しないよ。ルールは Agent と Inline Edit にだけ適用される。